夢の啓示

 
 
彼との別離以来、私は努めて平常心を保とうとし
ふとすると折れてしまいそうな自分を鼓舞するように仕事に没頭しました。
彼との別れは正しい事、そう、絶対に正しい選択!
懸命にそう思い込もうとしていました。
 
なのに…
心の中にぽっかりと開いた穴が、日を追うごとにどんどん大きくなるのです。
彼を失った日々が悲しくて淋しくて虚しくて
少しずつ少しずつ体から気力まで抜け落ちていくのを感じていました。
自分で決めた別れなのに、今度こそ納得ずくでの別れなのに
頭では冷静に理解しているはずなのに、私の心はコントロール不能状態になっていた。
 
 
あんなワカラズ屋とは付き合いきれない。
これ以上のモメゴトはもうたくさん!
そう決めたのは自分でしょ?
なのにどうしてこんなに悲しいの…?
 
 
11月27日の夜、こんな夢をみたのです。
夢の中の彼はいつもと同じ優しい笑顔をたたえている。
私達はいつものように寄り添って、互いに笑顔で時間を過ごしている。
テーブルクロスなのか屋外でのシートなのか、
はたまたシーツだったのかはわからないけれど
彼がふんわりとその大きなクロスを広げてくれた…。
でも淋しそうにこう言うのです。
 
 
『○○○(私の名前)は、
俺が一生懸命○○○、○○○って呼んでも気付いてくれないんだ。』
 それがたとえ夢であっても、彼と楽しい一時を過ごした私は心の底から嬉しくて嬉しくて
心の中にあたたかな火が灯ったように久々に幸せな気分で目覚めたのです。
でも夢の中での彼の言葉が、どうしても私の頭から離れない!
心の奥底まで射抜かれたように、その言葉が私の全てを支配する。
 
 
 
そう…この言葉は今まで何度も彼の口から出た言葉…。
その瞬間私は全てを理解したのです。
こうなった原因は全て私だったのです…。
 
 
お恥ずかしい話、私は彼との付き合いをおそらく二の次にしていたのかもしれません。
細腕の世帯主として息子を育て上げるには、とにもかくにも仕事が最優先。
その気持ちが彼をないがしろにし、
彼の淋しさに目を向ける思いやりさえ失っていた。
実際彼と過ごす時でさえ…
彼の面前で仕事の電話をかけまくっていたことさえありました。
この時の彼はたちまち不機嫌になり、私達は険悪になったのですが
鈍感な私はその電話が彼に対して極めて失礼な行為であることすら気付かず
彼の怒りの原因を全く理解しようともせず
逆に「仕事なのにどうして怒るの?」と開き直ってさえいたんですもの…。
確かに…彼との諍いの大部分が私の仕事に関する事柄がほとんどだった。
 
 
二の次にされている自分を、もう少し大切にしてほしい。
きっと彼はそう訴えたくて、時折こう言っていたのでしょう。
『○○○(私の名前)は、
俺が一生懸命○○○、○○○って呼んでも気付いてくれないんだ。』
 
 
本当は実生活で、こうも言われてもいたんです…
『オマエには心がないんだよ!』
 
 
本当だ!
 
 
私ってなんて無神経な女!?
 
 
その言葉を何度も耳にしていながら、それを理解しようともせず
こんなに大切な人が抱えている淋しさにも気が付かなかった。
いえ、気が付かないフリをして、見て見ぬフリをしていたのかもしれない。
自分が愛されることを当然だと思いこみ、彼を思いやる優しさを失くしていた。
なんて傲慢で思い上がった女だったんだろう…!
 
この夢が全てを理解させてくれた今
彼に今までの非礼を詫びなければいけない
どうにかして彼に赦しを請いたい
この夢から目覚めた28日夜、私は彼の部屋に向かったのです。
 
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